サンチャゴのFX為替予想(2020年3月2日~)【トレードの方針も】

サンチャゴのFX為替予想

サンチャゴの週刊FX為替予想、2020年3月2日号です。今週はコロナウィルスの影響、中国のPMIが予想をはるかに下回ったことなどを受けてどんな流れになるのか?が注目です。大変な時期ですが、自宅で仕事ができる専業トレーダーのサンチャゴはいつも通り、今週もガンガンにFXのスイングトレードで狙っていきます。

目次

XAUUSD(ゴールド)

ゴールドはリスクオフで上げるでしょ。ということですね。ただ、それは誰もが分かっていることなので、他の大多数と同じ行動を取ったら刈られます。

リスクオフの時でもリスクオフがマシになる瞬間、ちょっと逆に振れる時にバーゲン価格で買いを狙うようにしています。

今回の場合、トランプ大統領の「コロナウイルスは大したことない」発言やFRBの利下げ言及により、一時的にリスクオフが弱まり、金が下げました。

そこが金の短期的なバーゲン価格出はないかということで、サポートエリアの中にはいってきたところで僕は金を買いました。

XAUUSD金の短期的バーゲン価格で買い

もしさらに下げるなら、一度ロスカットしてさらに下のサポートエリアでも買いを狙う予定です。

米ドルインデックス

米ドルは、今ファンダメンタルが一番強い通貨です。圧倒的に。だからファンダメンタルを重視するなら米ドルは買いなんです。

だけど、FXは

ファンダメンタル
センチメント
テクニカル

この3つが絡まりあって動くので、ファンダメンタルズだけで判断はできないです。

今、ファンダメンタルズ、センチメント、テクニカル(サポートにあたってる)が揃ってきてるので米ドル買いを狙っていきたいと思います。もちろん、各通貨ペアのテクニカル分析でチャンスがあればです。

 

ドル円 (USDJPY)は買いたいけどリスクオフの流れを甘く見たら怖いので小ロットで

リスクオフのセンチメントの中、ドル円は下げている。円も米ドルもセイフヘイブン通貨だけど、円の方がよりセイフヘイブンだからです。

だから、先週僕は小ロットではあったものの、ドル円の買いトレードでぶち抜かれました。

先週のツイート↓

とうことで、ドル円の買い狙いはぶち抜かれてしまったわけですが、ファンダメンタルズ的には日本円(JPY)は米ドルよりも圧倒的に弱いです。

ファンダメンタルズの要因だけを見た場合

米ドルは上がる要素ナンバー1

日本円は下がる要素ナンバー2かナンバー3ぐらい

の組み合わせになります。

ですからドル円の買いはファンダメンタルズだけを見たらも正しい。

だけどリスクオフのセンチメントの中、ファンダメンタルズ的には本来弱くなるはずのJPYが高くなり、USDをバーゲン価格に押し下げていると考えています。

ということで、今週もバーゲン価格になったところだけを狙って小ロットでドル円の買いを狙い続ける予定です。あくまで小ロットで、バーゲン価格限定です。

コロナウィルスによるリスクオフの流れを甘く見たらえらい目にあいそうですから、小ロットで狙います。

ちなみに、バーゲン価格とは、ものすごく単純に言うとサポートエリアに入ってきたところという意味です。

 

USDCHFもUSDJPYと同じ状況 バーゲン価格で米ドルを買いたい

USDCHFもUSDJPYと同じ状況です。

スイスフラン(CHF)はリスクオフで買われる通貨です。だから今買われているわけですが、ファンダメンタルズ的にはわりと弱い通貨です。主要通貨8通貨中下から4番目ぐらいの弱さ。

こちらも、コロナウイルス関係でまた何か大きな動き(ネガティブな動き)があればCHFが買われてUSDCHFは急激に下げるでしょうから、慎重に買いを狙おうと思います。

サポートエリアの中のみで買うこと。そして小ロットで買うこと。プライスアクションのシグナルを待つこと。といったところを注意します。

FX予想 USDCHF

そして上がったら、レジスタンスエリアで早めに利食いします。

 

USDCADはファンダメンタルとセンチメントが一致 だから順張り

USDCADは、順張りで買いを狙おうと考えています。

USDはファンダメンタルズが強いから買い。

CADはセンチメントがリスクオフだから売り。

ファンダメンタルズとセンチメントの方向性が一致する場合は強いトレンドが出る可能性が上がります。

プライスアクション的には強い上昇が出つつあるけどレジスタンスラインに当たっているといった感じ。(右下がりのトレンドラインとレジスタンスエリア)

でもそれらレジスタンスラインを突破していける可能性があると思います。

FX予想 USDCAD

あと、CADはコモディティー通貨で、コモディティーの中でも原油の値動きに左右される通貨です。

もし中国経済がダメになってしまい、世界経済が不況に突入したら、原油の需要が下がり値段が下がる可能性が高いです。そうなるとCADも下がるので、その意味でもCADには値下がり圧力がかかっています。(CADが値下がりしたら、USDCADは上がります)

NZDUSD コモディティー通貨は売り

NZDUSDも順張りで売り狙いで行きます。

 

理由は…

USDのファンダメンタルズ強い

リスクオフでNZD弱い

コモディティーの需要が下がるからNZD弱い

NZDのテクニカルは強い下降トレンド

いろんな条件がそろっているので、とりあえず1時間足や4時間足の下位足を見ながらレジスタンスエリアでプライスアクション読んで売っていきます。

ただし、今ちょうどサポートエリアにいるので、安易に売らず、しっかりとレジスタンスエリアに引き付けて売ることが重要だと思います。強めの反発が出ることも十分に考えられますのでね。

とはいえ、今のファンダメンタルズとセンチメントを考慮すると、サポートで反転してあげるよりも、サポートを下にブレークアウトしていく可能性の方が高いと考えています。

 

NZDJPY も売り リスクオフで買われる通貨と売られる通貨の組み合わせ

コロナウィルスが収束するまではNZDJPYは売りでいいと思います。

リスクオフで売られるNZDと、リスクオフで買われるJPYの組み合わせなので、リスクオフのセンチメントの間はトレンドが出やすいはずです。

ただし、ファンダメンタルズ的にはJPYの方が弱く、NZDの方が強いです。

ですので、コロナウィルスが収束すれば、急激に反発しそうな気がします。

NZDCHFもNZDJPYとほぼ同じ状況。売り狙いです。

理由もほぼ同じ。

NZDCHF 為替予想 FX予想

売りたいですが、今の価格はサポートエリアに当たっているので、少し反発してレジスタンスエリアでたたきたいと思います。

レジスタンスエリアに引き付けて売りを狙いたいと思います。

 

NZDCAD

NZDとCAD、どちらもコモディティー通貨でリスクオフで売られる通貨ですが、NZDの方がより弱っていて、その傾向が続きそうな予感。

でもメジャーなサポートエリアが目の前にあるので、マイナーなレジスタンスエリアに引き付けて売りたいと考えています。

NZDCAD FX為替予想

そしてサポートエリアを少し下回ったところでストップ狩りっぽい動きになったら買いにドテンするかも。リスクオフ通貨同士なので、一方的には下がりにくい気がするので。

GBPUSD 今ファンダメンタルズが一番強い通貨と弱い通貨の組み合わせ

GBPUSDはスイングの売りポジを2月中旬から保持中。さらにチャンスがあれば売り増しを狙います。

GBPは今、ファンダメンタルズが一番弱い通貨。

逆にUSDはファンダメンタルズが強い通貨。

ファンダメンタルズが一番強い通貨と弱い通貨の組み合わせなので、もしセンチメントとテクニカルが邪魔をしなければトレンドが出ると思います。

センチメントもGBPが不利です。ブレクジット後のEUとの交渉のなかで売られる局面が増えてい来ると思いますし、さらにコロナウィルスもあります(それはUSDもですが)

テクニカルは日足でも4時間足でもダウントレンドなので売り狙いで間違いないです。

ファンダメンタルズ、センチメント、テクニカルの要因がすべてそろっているので、乗せで売りポジを増やしたいぐらいに売りたいわけです。

GBPUSD FX予想3-3

先週までは、割高が売られ、割安では買い戻されるレンジ相場でした。しかし今秋からは先週まで割安だった価格が「普通の価格」もしくはむしろ割高な価格となり、一段下でのレンジか強い下降トレンドになると予測します。

市場はどこを新しい割安とみなすでしょうか。それは正確な予測が不可能ですが、おそらく下にあるどれかのサポートエリア付近となるでしょう。

どこで売り増しするか?

それはもちろん、私が「新しい割高」と思う価格帯です。そのエリアでプライスアクションの売りシグナルが出たら売り増しします。

 

GBPJPYはセンチメント+トレンド転換の理由でショート狙い

GBPJPYはリスクオフのセンチメントと日足トレンド転換の理由でショート狙いでいきます。リスクオフが続く限りは下げるでしょうから。

ただ、ファンダメンタルズはどちらも弱く、むしろGBPの方が弱いぐらいなので、ファンダメンタルズの裏づけはありません。

ですから60分足あたりの下位足を使って短期でショートを狙う予定です。

GBPJPY FX予想3月3日

 

GBPAUDはレジスタンスエリアで売り狙い

 

ファンダメンタルズとセンチメントが逆方向。そういう時は、バーゲン価格でファンダメンタルズが強い通貨を買う戦略がありです。

センチメントには逆らうことになりますが、だからこそバーゲンで買える。この場合はバーゲン価格でAUDを買うということです。

ちゃんとGBPAUDのレジスタンスエリアに引きつけてエントリーすることを重視したいですね。

 

追記:3月3日15:43

GBPAUDの売りは狙うのは明日以降にした方が良さそう。

https://twitter.com/TraderSantiago/status/1234734097328570368

今夜AUDの金利決定会合が開かれます。これはFEDのパウエルさんが言っていた世界各国協調金融緩和の第一弾となる模様(利下げされればですけど)。となると今夜AUDはかなり弱くなる可能性があるので、GBPAUDの売りはその後様子を見てからが良いと思います。

 

EURUSD はファンダメンタルズの理由で売り バーゲン価格で米ドルが買える?

EURUSDは売り狙いで行きます。

はい、分かってます。強い上昇に逆らうのか?って思いますよね。

でもそういう時こそバーゲン価格で米ドルを買えるチャンスである可能性もあるわけです。

センチメントはリスクオフなわけですが、なぜユーロよりも米ドルがこんなに売られるのか、ちょっと分からないです。

何かあるのかもしれませんね。

テクニカルは、強い上昇になっているのですが、日足レベルの長期的なダウントレンドラインに当たるのと、レジスタンスエリアにもあたる位置に差し掛かっています。

また、2109年11月頃から引けていた上昇トレンド(のちに下にブレーク)に戻ってきてぶつかるところでもあります。

強い上昇なので安易には売れませんが、レジスタンスエリアでプライスアクションを見て慎重に売りを狙いたいと思います。

 

EURGBP は乱高下しそうな気が

ここから下げた場合、この上昇の中で捕まっているショートがやれやれと買い戻しそうな位置で1回は反発しそう。だからサポートエリアでサクッと1回だけ買いを狙うかも。

ファンダメンタルズはEURもGBPもどちらも1位2位を争うほどに弱い。だからファンダメンタルズを根拠とした落ち着いたトレードは難しそう。ブレクジット後の話し合いので乱高下しそう。

 

EURCHF は売り狙い

ファンダメンタルズはEURの方が弱い。

センチメントはリスクオフでCHFが買われやすい。

テクニカルはダウントレンド。

だからEURCHFは売り狙い。すごく普通ですが、それでいいかなと思います。

ちょうど今そうなっていますが、レジスタンスエリアまで引き付けてショートを打つようにします。

EURCHF FX予測 3-3

 

EURCAD ストップ狩り?ならショート狙い

EURCADは、もし4時間足や1時間足で良い反転シグナルが出たら売りたいと考えています。

EURのファンダメンタルズはCADよりも弱いです。

ですので今のEURCADの上昇がこのままずっと続く可能性は低いと思います。

むしろ今の上昇がストップ狩りで、今当たっているレジスタンスらエリアの辺りから反転して下げていくのではないか?と考えます。

 

CADJPYは売り狙い

CADJPYは売り狙いです。

リスクオフでCADは売られ、逆にJPYは買われるのでCADJPYは売りです。

ただ、今サポートに当たっているのと、ファンダメンタルズ的にはJPYの方が弱いというのはあります。

レジスタンスエリアか、割り込んだ上昇トレンドラインを試す上昇を叩きたいです。でもそこまで上げるだろうか…

AUDUSD リスクオフのダウントレンドに乗って売り狙い

AUDUSDは売りを狙っています。

メジャーなサポートエリアは世界金融危機の頃の安値です。

AUDUSD売り狙い サポートまでは値幅ある

 

そこまではまだ値幅があるので、リスクオフのセンチメントが続く限りはショートを狙いやすいと思います。

4時間足などを使ってレジスタンスエリアでコツコツと売りを狙っていきます。最初のレジスタンスエリアを突破されたら、いったんロスカットしてもう一段上のレジスタンスエリアでも売りを狙うと思います。

 

AUDJPY

AUDJPYはリスクオフの売り狙い。

 

ファンダメンタルズはAUDが強く、JPYが弱い。

でもセンチメントはリスクオフなのでAUDが売られ、JPYが買われる流れ。

さらに、AUDの金利決定会合で金利引き下げが発表。AUDは下げの圧力が。

だから基本的にはAUDJPYは売り狙い。レジスタンスエリアで積極的に売りを狙います。

もしファンダメンタルズの理由で買いを狙いたいなら、今夜の指標発表の後、下値でストップ狩りの動きを確認してから買うのが良いと思う。

AUDJPY FX予想3-3

 

AUDCHF

AUDCHFもAUDJPYと全く同じ状況。売り狙いです。

下にサポートエリアが無いので売りやすい。

レジスタンスエリアに引き付けて売る。

もしくは、もしこのまま下げたら、今のもみ合いの位置がレジスタンスエリアになるのでそこで売りを狙います。

AUDCHF FX予想3-3

 

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この記事を書いた人

株のスイングトレードを中心に、FXや先物もトレードします。
基本は裁量トレーダーですが、高いバックテストの能力を持っており、システムトレードの良い部分はどんどん取り入れていってます。
複数の戦略ポートフォリオを運用し、市場平均を上回るリターンを市場平均よりも小さなドローダウンで実現するのが僕の仕事です。
AmazonKindleで2冊のベストセラー電子書籍を持つ「プロになるためのデイトレード入門」「日本一即戦力なFX講座」

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