過去15年間のデータを分析して見つけたアノマリーデータを基に、5月16日ごろから上昇しやすい(もしくは下落しやすい)通貨ペアを解説します。
過去15年間で勝率が80%程度以上のものをピックアップしております。
AUDNZDのショートを狙いやすいアノマリー
AUDNZDの過去15年間の季節性アノマリーを分析すると、5月17日ごろから下がりやすいアノマリーがります。
これはAUDNZDの季節性アノマリーチャートです。
May(5月)の半ばあたりから急激に下落する傾向があるのが分かると思います。
アノマリーチャートを見ると明確です。
毎年5月17日にショートして5月31日に買い戻すトレードの勝率は過去15年間で87%となります。
年利換算の利益率は約23%。
もし今週、あなたの手法でAUDNZDのショート(売り)のチャンスが来れば狙ってみる価値がありそうです。
EURCHFのショートを狙いやすいアノマリー
過去15年のデータを分析すると、EURCHFは5月19日頃から下落しやすいアノマリーがあります。
こちらもかなり明確なアノマリーです。
過去42年間、10年間、5年間でも同じ傾向になっています。
毎年5月19日にEURCHFをショートして6月26日に買い戻すトレードの勝率は87%です。
年利換算の利益率は13.5%です。
今週はEURCHFでショートのチャンスが来ないか注意深くチャートを観察したいところです。
USDCHFのショートを狙いやすいアノマリー
過去15年間のデータを分析すると、5月19日頃からUSDCHFが下がりやすいというアノマリーがあることが分かります。
5月(May)の中盤以降から急激に下落する傾向が明確です。
EURCHFもUSDCHFも5月19日から下げやすいということなので、共通するのはCHFです。
5月19日ごろからCHFが買われてCHFが上げやすい傾向にあるということでしょう。(CHFが上がると、USDCHFやEURCHFは下げる)
5月19日USDCHFをショートし、6月11日に買い戻すトレードの勝率は過去15年間で80%です。年利換算の利益率は20%です。
今週はUSDCHFのショートのトレードセットアップを積極的に狙っていき、できれば6月11日頃までポジションの一部で利益を伸ばしたいところです。
以上、5月16日からの週におけるFXのアノマリーについての解説を終わります。