季節性アノマリーの分析を基に、2月21日に買ってしばらく保有すると勝ちやすいと思われる株銘柄のご紹介です。
銘柄コード4452の 花王です。
花王の季節性アノマリーチャートから見てみましょう。
これは花王(4452)の年間の値動きの平均顔、とでもいえるチャートです。
赤は過去5年の平均顔、緑は過去10年、青は過去22年間の平均顔です。
赤線で囲った部分に注目です。
2月半ば以降から4月10日頃まで上昇しているのが分かります。
過去5年、過去10年、過去22年のいずれでも、この期間(2月半ば~4月上旬)に花王の株は上昇することが多かったということです。
余談ですがこの季節性アノマリーチャート、全通貨ペア、ほぼ全株銘柄(日米)、仮想通貨(100種)で作っていて、その対象銘柄数は5500以上になります。そして僕のメルマガで共有しています。
この期間にだけ買い持ちした場合の簡単なバックテスト結果
花王(4452)を毎年2月21日に買って4月9日まで保有した場合の試算曲線はこんな感じ。
以下は年度別のリターンです。
90年代は全然ダメですが、2000年になるころから、勝ちが圧倒的に多くなっています。
具体的には、
過去10年の勝率は90%、
過去25年の勝率は84%、
過去34年の勝率は73%です。
理由は分かりません。
しかし何らかの要因で、花王は2月半ば過ぎに買われやすいということではないでしょう。
毎年この時期に
- 花王は新商品が出やすい
- インサイダーが買う習性がある
- 花王商品への需要が増える
といったことがあるのかもしれません。
心当たりがある人は教えてください!
花王の今のチャート
花王の週足を見てみましょう。
今は株式市場全般が下げていますが、花王も結構下げてます。高値からは半額近くまで来ていますね。
最初の主要なサポートにあたっているので、そろそろ短期的な反発が見られるかもしれません。
ただ、世界中の株式市場全体が崩れるなら、3500円ぐらいまでズドンと下げて来るかもしれませんね。
そうなると、すごいチャンスだと思います。
ちなみに現時点での花王株の適正価格はざっくりと7900円ぐらいです。
そこからすると、今の価格でも30%OFFです。十分安いのは安い。
しかし、たしかピーター・リンチが提唱した「PER15倍で買ったら勝ちやすい説」、のPER15倍の価格である3840円までもうちょっとです。
そこまで下げたら文句なしのバーゲン価格で買いだと思います。
来週以降の花王株に注目したいと思います。
ということで、花王は季節性アノマリーの要因、企業価値の分析によるバーゲン価格の理由から、もうすぐ買いの大チャンスが来るかもしれない、というお話でした。