トライアングルってどんなパターン?どうやってトレードに活かすの?と思っていませんか?トライアングルは単に「持ち合い」というだけでなく、その後に起きやすい意外なことを示唆しています。この記事を読み終わると、あなたはトライアングルを理解し、トレードに活かせるようになるでしょう。
トライアングルとは
トライアングルは、5つの波動(ABCDE)からなる多持ち合いのパターンです。
(画像はhttps://steemit.com/trading/@amazonpricecheck/fake-traders-bs-analysis-and-elliot-waveより)
トライアングルのパターンは通常、第4波かB波で出現します。
トライアングルを形成する波動は、3-3-3-3-3の波動に分解することができます。トライアングルを形成する一つ一つの波動は3つの波動からできるということです。
トライアングルは通常、トレンド方向への最後の上昇(下降)の直前に起きると言われていいます。この傾向はプライスアクション手法でよく用いられます。
A→B→C→D→Eの後、それまでのトレンド方向にブレークアウトし、それが最後の波動となって主要なトレンド転換が起こりやすくなります。
トライアングルの例
第4波がトライアングルとなり、その後、トレンド方向に最後の第5波が出て反転した例です。これに似たパターンが良く起こります。
この例では第1波が大きくエクステンションしていることに注意です。第5波は第3波よりも小さくなることが予測されます。第3波が1,3,5波の中で一番小さくなることは無いというエリオット波動のガイドラインがあるからです。(絶対ではないですが)
そして、エントリーシグナルとしては、上髭の付いた大きな含み線が出ています。下位足に降りていけばさらに売りのプライスアクションシグナルがいくつか出ていたはずです。
これはエリオット波動における「第4波のトライアングルからの上昇が最後の上昇になりやすい」というガイドラインと、プライスアクションの含み線のシグナルの組み合わせでかなりクオリティーの高いエントリーとなります。
もう一つ例を見ておきましょう。今度は下降トレンドの第4波が収束トライアングルとなり、その後に最後の第5波動が出て反転した例です。
こちらも第5波の終盤に買いのピンバーが2つ出た後、大きな含み線が出て上げ始めています。
このように、エリオット波動で方向性やエントリー位置の目安を決め、そのエリアでプライスアクションシグナルを待ってエントリーするのはとても有効です。
エリオット波動のトライアングル おわりに
トライアングルは持ち合いのパターンの一つである。
トライアングルはエリオット波動の第4波で出ることが多い。第4波がトライアングルになったら、ブレークアウトして第5波が出るのを待つ。そしてプライスアクションやダウ理論を使って第5波への逆張りを狙うと良い結果になりやすい。
トライアングルについて理解できましたか?
エリオット波動の第4波でのトライアングルはもうすぐトレンドが転換が起きる予兆になるということを覚えておきましょう。
以上で、エリオット波動におけるトライアングルの解説を終わります。