エリオット波動の第3波を狙う方法 【実際のトレード例あり】

波動3狙いのトレードはレワードリスク比が良い

エリオット波動の第3波は最も強く、勢いのある値動きです。その第3波を丸ごととってしまおうというのが、今回の狙いです。いくつか大切なポイントがあり、それを押さえてエントリーすれば、リスクレワード比が期待できるので、トータルでは大きく稼げることが期待できます。専業トレーダーのサンチャゴが分かりやすく解説します。

目次

エリオット波動で第3波を狙う方法を米国株(ROKU)で出た買いシグナルを例に解説

エリオット波動で第3波を狙う方法を米国株(ROKU)で出た買いシグナルを例に解説

最近僕がよくトレードしている米国株でエリオット波動の第3波狙いのセットアップが出たので解説します。セットアップの発見が1日遅れてしまったのでまだエントリーしていませんが、このあと実際にエントリーするつもりのトレードです。

第3波狙いのトレードチャンスは見つけるのが難しいです。強い値動きである第3波が出る前に、これか第3波が出るだろうと予測してエントリーしないといけませんからね。

ただ、もし見つけることができ、上手くいったならものすごくレワード対リスク比が良い最高のエントリーポイントになります。こういうチャンスを見つけたなら、株でもFXでも、僕は確実にエントリーします。

第3波を取るための注意点3つ

ということで、エリオット波動の波動3を取るための注意点3つをまとめました。

  1. 第1波がきれいな5波動になっている
  2. 修正波動(ABCパターンなど)が完成した
  3. 第2波が終わりそうなエリアでプライスアクションパターンが出た

 

1.第1波がきれいな5波動になっている

第1波の中が小さな5波動になっているわけですが、それが綺麗な5波動が出ていることがまず重要です。

1.第1波がきれいな5波動になっている

綺麗な5波動になっているとはどういうことかというと、

第3波がしっかりと出て、第4波が第1波の価格帯に被っていないことです。

これは別の言い方をすると、第1波が良いトレンドになっているということです。

仮にこんな感じ↓になっていたら…

第4波が深く下げすぎたら、もはや波動1ではない?となる。

第1波が綺麗なトレンドではなくレンジ相場っぽくなってしまいます。そうなると、そもそもこの上昇は第1波ではなく修正波の波動Aでは?ということになってしまい、ここから第3波の強い上昇が出ることが期待しにくくなってしまいます。

 

2.修正波動(ABCパターンなど)が完成した

第1波が綺麗な5波動になっているとしても、すぐにエントリーはしません。修正波(押し目)を待ってエントリーします。修正波となるABCパターンなどが出るのを待ってエントリーすることになります。

第1波の後に修正波のABCパターンっぽいのが完成

今回は第1波の後にABCパターンっぽい値動きが完成しているので、修正(押し目)が終わったかな?ということで買いのエントリーポイントとして良い感じです。

 

3.第2波が終わりそうなエリアでプライスアクションパターンが出た

第2波のABCパターンなどの修正波が出たら、第2波が終わりそうな位置でプライスアクションパターンの発生を待ちます。この場合だと買いトレードなので下位の反転パターンであるピンバーや含み線などを待つことになります。

第2波が終わりそうな位置とは、第1波の値幅に対してフィボナッチリトレースメントの38.2%~61.8%の位置となります。

3.第2波が終わりそうなエリアでプライスアクションパターンが出た

この場合はフィボナッチの38.2%の少し下で買いのピンバーが出ましたので、これが買いシグナルとなります。

波動3狙いのトレードはレワードリスク比が良い

第3波狙いのトレードは難易度が高く、勝率は期待できません。せいぜい40%ぐらいのものです。しかしもし当たればとれる値幅が大きいので、レワードリスク比が非常に良いトレードになります。

波動3狙いのトレードはレワードリスク比が良い

今回の場合だと、理想的な利食いターゲットまで伸びてくれた場合にはロスカット値幅の12.7倍の利益を期待できます。(実際のトレードではもう少しストップを広く設定しました)

 

エリオット波動の第3波の撮り方 動画で解説

第3波狙いのスイング買いトレードのその後 2020年8月5日追記

思っていたほど強い3波にはならず(紫の線)、弱弱しい第3波でした。3波の中の小さな5波が終わったので利食いです。

3波が延長するパターンで、まだ3波の中の小さな1波が終わったところかもしれません。でもこの銘柄が所属するNASDAQが爆上げしてる中だったわけなのでそうではない可能性が高いと思います。

次は第5波狙いのセットアップが出たらまた買いを狙うかもしれません。

このトレードで学んだことは…、ロスカット注文は余裕をもって入れておくべきということです。

エントリー直後にロスカットにかかりそうになる展開がありましたが、少し余裕をもってロスカット注文を入れていたのでセーフでした。ロスカット値幅を広くとるとリスクレワード比が悪くなってしまいますが、勝率は劇的に良くなります。ちょっとしたストップ狩りにかかりにくくなりますからね。今後も気を付けたいと思います。

 

エリオット波動の第3波の狙い方 まとめ

エリオット波動の第3波狙いのトレードは難易度が高く勝率は狙えませんが、レワードリスク比は非常に良くなります。

第3波狙いのトレードで意識するポイントは以下の3点。

  1. 第1波がきれいな5波動になっている
  2. 修正波動(ABCパターンなど)が完成した
  3. 第2波が終わりそうなエリアでプライスアクションパターンが出た

第3波狙いのセットアップを見つけたらチャンスです!是非参考にしてください。

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この記事を書いた人

株のスイングトレードを中心に、FXや先物もトレードします。
基本は裁量トレーダーですが、高いバックテストの能力を持っており、システムトレードの良い部分はどんどん取り入れていってます。
複数の戦略ポートフォリオを運用し、市場平均を上回るリターンを市場平均よりも小さなドローダウンで実現するのが僕の仕事です。
AmazonKindleで2冊のベストセラー電子書籍を持つ「プロになるためのデイトレード入門」「日本一即戦力なFX講座」

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