もくじ
FX予想 全体的な方針
来週も基本的なスタンスは、ファンダメンタルズが強いUSDを買い、ファンダメンタルズの弱いGBP、EURの売りを狙っていきます。
また、いつリスクオフの流れがまた加速するか分からないので、リスクオフで買われるJPY、CHFを買い、ファンダメンタルズの弱いGBP、EURを売るというポジションも検討します。
また、AUDとNZDは現状のファンダメンタルズは強いのですが(ファンダメンタルズの強さ2位と3位)、観光業や教育業の比率が大きく、チャイナ依存していて、さらにコモディティー通貨なのでリスクオフで売られるという様々な売られる要素があるので、AUDとNZDも売りの候補としてみていきます。
リスクオフということでいうと、JPY、CHF、そしてUSDを買うのが良いです。
リスクオフではコモディティー通貨は弱まるので、CAD、NZD、AUDは基本的には売りを狙うのが良いです。
もしコモディティー通貨を逆張りで買うなら、ファンダメンタルズが弱いGBPやEURを相手通貨に選ぶのが良いでしょう。その場合、テクニカルで最高の買いシグナルが出た場合に限るほうが良いと思います。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方で米ドルが強いので、僕は今週もまだ米ドルの買いを狙いますが、注意が必要だと思っています。
というのは、どこの国も自国通貨が極端に強くなることは望んでいないからです。米ドルが強くなりすぎると米国の輸出は打撃を受けてしまいます。どこかの時点でFEDやトランプは米ドルが強くなりすぎないような施策を売ってくるのではないでしょうか。
それを期待して逆張りで米ドルのショートを狙うのもありかもしれませんが、明確なセンチメントの変化が見えてからにした方が良いと思います。
ドル円(USDJPY)の予想と戦略
ドル円は難しいです。
リスクオフで買われる円の強さ VS ファンダメンタルズが強くて買われる米ドルの強さ
で、先週は米ドルが一方的に強くなりました。
しかしコロナウィルス関連で何か悪いニュースが飛び込んでくるとまた円が一気に強まるかもしれません。
一番強い通貨と2番目に強い通貨の組み合わせでのトレードは難しいのでスルーした方が良さそうです。
もしトレードするなら….
2月の高値を上でストップ狩りのような動きになれば、売りを狙うぐらいかなと思います。
ユーロドル(EURUSD)の予想
3月9日ごろまでなぜかファンダメンタルズが弱いユーロが買われ、ファンダメンタルズが1番強い米ドルが売られまくっていました。
高くなりすぎたユーロ、バーゲン価格の米ドルという状態になっていたのです。
その状態は長くは続かず、一気にユーロドルは落ちてきました。完全に行ってこいの相場です。
テクニカルしか見ていない人にとっては意味不明な日足チャートになっているかもしれませんが、ファンダメンタルズ分析をしている人にとっては、3月9日の高値の状態を見て、「この上昇はそう長く続かない」ということは分かったと思います。
問題はこれだけ下がった後、まだ下落することを予想してショートをするか?ということです。
結論から言うと、まだユーロドルの売りを狙います。なぜなら、ファンダメンタルズ分析の裏づけがあるからです。
ユーロのファンダメンタルズは弱く、米ドルは強い。だからまだユーロドルは売りを狙います。
どこで売るか?ですが、下値のブレークアウトでユーロドルを売った弱いトレーダーがロスカットになるストップ狩りの動きを待ち、そこで売ります。
そして下値をブレークアウトしたら利食いします。
ユーロドルを買うならどこか?ですが…
下の方、1.0500~1.035あたりに買いゾーンがあるので、その辺りで買いを狙うのはありです。ただ、ファンダメンタルズに逆らうトレードになりますので、下降トレンドラインのブレークからの2番底でのダマしブレークアウトでの逆張りを狙うなど、買いは特に慎重にやるほうが良いと思います。
ポンドドル(GBPUSD)
売り狙い継続です。
ファンダメンタルズも売り、テクニカルも売りです。
ただ、かなり売られすぎ状態で反発も怖いので、レジスタンスエリアに引き付けて、プライスアクションの売りシグナルをしっかり待って売りたいと思います。
ポンド円(GBPJPY)の予想
ポンド円も売り狙いです。
リスクオフで強まりそうな円と、ファンダメンタルズが一番弱いGBPの組みわせというのが理由で、テクニカルも弱いです。
日足を見る急激に下げてきており、ありとあらゆる設定の移動平均線がデッドクロスして上から降りかかってくるような状態になっているでしょう。
ただ、急激に下げたので、一番下の方でショートしてしまった人のロスカット(買い注文)が今の価格の少し上にあり、安値で買いたい人の買い注文が今の安値の下にあると思います。
大口は、少し上げて、まずは弱いショートのふるい落としをやって売りポジションを作り、そこから叩き落して下にある買い注文で利食いするのではないでしょうか。
レジスタンスエリアは広すぎてどこで売るか?が難しいですが、プライスアクションの売りシグナルで売るということを根気よく続けようと思います。
オージー円(AUDJPY)の予想
オージー円も売りです。なんか売りしかしてないな(笑)
AUDはリスクオフで売られる通貨。JPYは買われる通貨。だから売り。
ファンダメンタルズ分析は、AUDの方がまだJPYよりも、今のところはマシです。日本のファンダメンタルズは終わっているので。そこだけは注意です。
テクニカル分析的には…トレンドも下降トレンド。レジスタンスエリアで売りを狙っていきます。
ユーロカナダ(EURCAD)のショート狙い
ユーロカナダでショートをやっています。
仮説はこうです。
原油安でバーゲン価格になっているカナダドルを買い、コロナウィルスの影響を今後最も強く受けそうなユーロを売る。です。
コロナウィルスの影響を今最も強く受けているのはユーロ圏。感染者も死者数もげきてきに増加中。
死者はイタリアだけで4825人。一方、カナダは19人。
コロナウイルスの影響でGDPが下がる可能性がより高いのはユーロ圏と見ます。
一方、カナダは産油国なので、原油の値下がりの影響をもろに受けて今安くなっています。バーゲン価格と言ってよいでしょう。
そこで、EURCADのショートポジションを作り始めています。
来週は4時間足か1時間足のレジスタンスエリアで売りのチャンスをうかがって少しずつ乗せていきたいと思います。
もちろん、原油安の問題が悪化してさらに上げるようなら、しっかりロスカットです。
FX予想まとめ 3月22日
僕はファンダメンタルが強い米ドル買い、弱そうなポンド、ユーロ売りの戦略を基本的には継続していきます。
値動きが激しいですが、落ち着いて、しっかりとレジサポエリアに引き付けて、今週も良いトレードをしましょう。
以上で、3月22日のFX予想の解説を終わります。