この記事では、FXで使われるASKとBIDについて分かりやすく解説します。
例えば米国に海外旅行に行けば、日本円を米ドルに両替しますよね。両替をする際には、両替ブースで両替すると思います。そのとき両替ブースに設置されている液晶画面には、2つの為替レートが表示されています。
今米ドルを買える値段と、今米ドルを売れる値段、2つのレートがあります。
取引の方向により、どちらの値段を使うかが決まっています。
FX業者の取引でも全く同じです。
全ての通貨ペアには2つの価格があります。
ASK価格とBID価格です。
このチャートにはASK価格とBIDの価格に水平ラインが引いてあります。
赤い水平ラインがASK。白の水平ラインがBIDです。
原則的には、ASK価格は常にBID価格よりも上にあります。
我々がその通貨ペアを買う場合にはASK価格で買うことになります。
逆に我々がその通貨ペアを売る場合には、BIDの価格で売ることになります。
先ほどの画像はUSDTRY(米ドル/トルコリラ)のチャートです。
USDがベース通貨で、TRYがクォート通貨です。
もし我々がUSDを買おうとすると、このFX業者の場合は、ASK価格である1USDあたり5.71558トルコリラで売ってくれるということです。
もしUSDを売りたい場合、このFX業者はBID価格の1USDあたり5.71222トルコリラで買ってくれるということです。
我々トレーダー側は、常に高い方の価格(ASK価格)で買い、安い方の価格(BID価格)で売ることになるということです。
以上で、FXにおけるBIDとASKの解説を終わります。