株式トレードにファンダメンタルズデータを活用する方法

株式トレーダーのためのファンダメンタルズ分析

今日は株のファンダメンタルズデータをどのように使うかを解説したいと思います。

要点を先にリストアップします。

  • ファンダメンタルズデータは正確なバックテストができない
  • ファンダメンタルズデータは遅い
  • ファンダメンタルズだけでトレードしてはいけない
  • ファンダメンタルズとテクニカルを使った手法の組み合わせでトレードすべき
  • ファンダメンタルズデータを使ったシンプルな銘柄のフィルタリング手法
  • レラティブストレングスランキングと組み合わせるのが◎

株式トレーダーのためのファンダメンタルズ分析

目次

ファンダメンタルズデータでは正確なバックテストができない

前回の記事で、レラティブストレングスの有効性をバックテストをすることで明確にしました。

しかしファンダメンタルズデータは正確なバックテストを行うことができません。

なぜなら、ファンダメンタルズのヒストリカルデータには、そのデータが一般に公開された正確な日付が入っていないからです。

何年何月、までは分かるのですが何日なのかが分からないのです。23年4月のデータというのは分かっても、具体的に何月何日にそのデータが世に出たのかが分からないといったことです。

さらに、ファンダメンタルズデータは後から修正されることすらあります。ヒストリカルデータとして記録が残っていますが、そのデータは後から修正されたデータかもしれないのです。

そういった信頼性の低いデータを使ってバックテストをすることは至難の業です。

優秀な人間が長い年月をかけて詳細なデータを一つ一つ調査していくしかないでしょう。

ですので、僕はファンダメンタルズデータを使ったバックテストはあきらめました。

ファンダメンタルズの優位性は普通に考える

しかし、普通に考えればいいと思います。

普通に考えて、ファンダメンタルズの良い企業の株は上がるだろうし、ファンダメンタルズの悪い企業の株は下がるだろうと。

めちゃくちゃ普通ですが、僕はそう考えることにしています。

はい、あまり気持ちの良いものではありませんが、一般的に言われていることを鵜呑みにしてファンダメンタルズデータをトレードに使っていくのです。

非難されそうですが、それでいいと思います!

いずれにしても、ファンダメンタルズだけでトレードするわけではなく、テクニカル重視でトレードするので。

ファンダメンタルズだけでトレードしてはいけない

その企業のファンダメンタルズが良いからという理由だけで株を買うことがあると思います。

それ、危険だと思うのでやめてください。

ファンダメンタルズが良いから株を買うとします。

その株が下げました。

どうしますか?

ファンダメンタルズは良いままです。

そりゃ、買い増しですよね?

ファンダメンタルズは良いんだから、安い!というわけです。

しかし株価はどんどん下げていきます。

しばらくすると、その企業のファンダメンタルズが悪化してきます。

もはやファンダメンタルズの条件を満たしていません。

株価がその企業のファンダメンタルズのデータをリードしていたのです。

その時は時すでに遅し、莫大な含み損を抱え、身動きが取れなくなってしまう。

ファンダメンタルズだけを根拠にトレードしていると、このようなことが必ず一度は起こります。

その一回のトレードが命取りになるかもしれません。

ファンダメンタルズとテクニカル手法を組み合わせる

レラティブストレングスランキングを銘柄選択に使ったように、ファンダメンタルズも銘柄選択のフィルターに使う程度にしておくのが良いです。

「ファンダメンタルズが良い」を判断するためのルールを決めておき、そのルールでフィルターをかけるのです。

ファンダメンタルズフィルターを通過した銘柄に対してテクニカル分析を行い、優位性があると分かっている売買シグナルが出たらエントリーする。

そしてロスカットのシグナルが出たら、いくらその株のファンダメンタルズが良くても容赦なく切り捨てる。

それが重要です。

そのあとその銘柄が大きく上げて利益を取り逃がしても気にすることはありません。

株式市場には何千もの銘柄があり、毎年何千回、何万回ものトレードチャンスが訪れるのですから、一つのチャンスを逃したからといってどうってことはありません。

トレードでは生き残ることが重要です。

長期トレードはファンダメンタルズフィルターとレラティブストレングスランキングを組み合わせてフィルターをかける

前回の記事でバックテストを行ったレラティブストレングスランキングのフィルターとファンダメンタルズフィルターを組み合わせ、両方を満たした銘柄のみで長期のトレードをする、というのが良い方法です。

これはウィリアム・オニール氏が提唱した方法です。

企業のファンダメンタルズが良く、株価が他の銘柄と比較して相対的に強くなっている。だからその銘柄でテクニカルの買いシグナルが出たらエントリーする。

これはとてつもなく理にかなった素晴らしい方法だと思います。

テクニカル重視のトレーダーにとっての「ファンダメンタルズが良い」の定義

ファンダメンタルズデータの分析方法は、シンプルなものから高度なものまで様々です。

我々はテクニカル重視のトレーダーなので、シンプルで機械的にできる簡単な分析方法を心がけます。

そもそもファンダメンタルズデータのバックテストをすることができないと諦めているのですから、長期間にわたって多くの人に支持されている偉大なトレーダーが考え出した方法をそのまま使えばよいと思います。

もちろんそれは、ウィリアム・オニールの方法です。

彼のファンダメンタルズデータを使ったフィルターの方法は以下の通りです。

  • 当期四半期のEPSが前年同期比で25%以上成長している
  • 当期四半期の売上が前年同期比で25%以上上昇している
  • 年間EPSが前年比で25%以上成長している
  • ROEが最低17%以上

ウィリアム・オニール本にはそれぞれのルールついて若干あいまいに書かれていて、解釈の幅があり得るので、皆さんも本を読んで自分なりの解釈を決めてください。

これらの分析に必要なデータはいずれも入手することが可能で、Excelを使えたり、プログラミングが多少できれば簡単に計算することができます。

僕はお金よりも時間が大切なのでデータは有料で購入していますが、無料でもどうにかして(スクレイピングとかして)入手することができるかもしれません。

これらの条件を満たした銘柄を毎週フィルタリングして僕のメルマガ専用サイトにアップしています。興味のある方はメルマガに登録してください。

短期トレードの場合はファンダメンタルズフィルターを使わない

いまのところ、短期スイングトレードにはファンダメンタルズフィルターを使っていません。

5日~20日ほどの期間ポジションを保持するトレードに、その会社のファンダメンタルズが関係あるでしょうか?

僕はそんなに関係ないと思います。

ファンダメンタルズフィルターを使うことで若干は勝率や損益比率を改善できるかもしれません。

しかしその代償としてトレード機会の回数が大幅に減ると思われ、そのことによるトータル利益の下落というデメリットの方が目立つのではないかと思います。

短期トレードは資金の回転が重要なので、トレード回数が著しく減るようなフィルターは避けようと思っています。

そもそもファンダメンタルズデータは正確なバックテストができませんから、株価データのみを使った正確なバックテストで証明できた優位性を濁らせたくないというのもあります。

逆に長期トレードの場合は保有期間が1年を超える場合もあるので、ファンダメンタルズの影響が色濃く出てくると思います。

それに長期トレードでは保有期間が長すぎて、いずれにしても資金を高回転で運用することはできません。

どちらかというと長期トレードは一球入魂型のトレードになっていきます。だから長期トレードの銘柄選択では、少しでも優位性を上げるためにファンダメンタルズを考慮するようにしたいと思っています。とはいってもやはり僕はテクニカルを一番重視します。

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この記事を書いた人

株のスイングトレードを中心に、FXや先物もトレードします。
基本は裁量トレーダーですが、高いバックテストの能力を持っており、システムトレードの良い部分はどんどん取り入れていってます。
複数の戦略ポートフォリオを運用し、市場平均を上回るリターンを市場平均よりも小さなドローダウンで実現するのが僕の仕事です。
AmazonKindleで2冊のベストセラー電子書籍を持つ「プロになるためのデイトレード入門」「日本一即戦力なFX講座」

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