もし株式市場が下降トレンドになるとしたら、買いしかやらない自動売買システムは運用したくないですよね。
今が自動売買システムの運用をスタートする適切なタイミングなのか?それは後からしか答えの分からない永遠のテーマです。
買いと売りを平等にエントリーする自動売買システムなら、下降トレンドでも上昇トレンドでも利益を上げることが期待できるので、運用を開始するタイミングにこだわる必要がなくなります。
そこで今日からしばらくの間、世界中の株インデックスのCFDで買いと売りを平等にエントリーする両方向の自動売買システムとそのポートフォリオを開発していきたいと思います。
対象銘柄の株価指数CFD
対象となる銘柄と時間足は以下の通りです。
- 日本株価指数225(日経225CFD)4時間足
- 日本株価指数225(日経225CFD) 1時間足
- 米国S&P500(SPX/S&P500)
- 米国ダウ株価指数(Dow30)4時間足
- 米国ダウ株価指数(Dow30)1時間足
- 米国ナスダック株価指数(Nasdaq100)4時間足
- 米国ナスダック株価指数(Nasdaq100)1時間
- オーストラリア株価指数200CFD(AUS200)4時間足
- オーストラリア株価指数200CFD(AUS200)1時間足
- ヨーロッパ株価指数50CFD(EU50)4時間足
- ヨーロッパ株価指数50CFD(EU50)1時間足
- イギリス株価指数100(UK100)4時間足
- イギリス株価指数100(UK100)1時間足
以前はこれら株価インデックスCFDの買いオンリーの自動売買システムを開発しましたが、今回は両方向で平等に売買するEAを開発します。
「平等に」の意味は、買いと売りのエントリーとエグジットのルールが上下逆なだけで全く同じということです。(上下対称)
株インデックスの両方向EAは優位性が高いのか?
ここで疑問に思われるでしょう。
株価インデックスは長期的には上昇トレンドなので、売りエントリーありの設定にすると、買いオンリーのシステムに比べてパフォーマンスが大きく落ちるのでは?
僕もそう思っていました。
しかし、実際には売り買い平等にエントリーする売買ルールでも十分に勝ちやすいことが分かってきました。
なぜかはわかりませんが、僕が思うに..
株価インデックスの値動きはFXの値動きと比較すると素直な値動きになる傾向があるため、売り買い両方向の設定でも勝てる売買ルールを見つけやすいということだと思います。
開発方法
自動売買システムの開発にはいつものようにStrategyQuantを使用します。
StrategyQuantの遺伝アルゴリズムAIにヒストリカル株価データの一部を渡して自動売買システムを生成します。
そして残りの株価データを使って再現性チェックを目的としたバックテストを徹底的に行います。
自動売買システムのプログラム言語としてはMT4とMT5向けのEAを選択しました。