FXのトレンドの判断には「陣地」という考え方を使え

FXのトレンドの判断には「陣地」という考え方が有効

FXで買いと売りの判断ができなくて困っていませんか?プライスアクションのテクニックにはFXチャートのトレンドを「陣地」という考え方で判断する方法があります。この方法を使えばあなたもFXの方向性を判断することができるようになり、買うべきか売るべきか自信をもって判断できるようになります。

目次

FXのトレンドの判断には「陣地」という考え方が有効

FXのトレンドの判断には「陣地」という考え方が有効

戦場において、敵陣に近づくと警告され、それでも進むと攻撃されるというのがイメージできると思います。

相場でも同じように、買いの陣地、売りの陣地というのがあります。買い手が売りの陣地深くに侵入すると売り手から攻撃を受けます。

イメージしてください。あなたは小高い丘の上から買い手と売り手、2つの陣営の戦いを見物しています。

FXの買いと売りを判断

今、買い手の一部が、小人数で売り手の陣地奥深くに突入しています。周りには敵だらけだということが見えないのでしょうか。

周りにはたくさんの売り手戦力が塹壕に隠れて機関銃を構えています。

この状況、どうなりそうですか?

無謀な買い手はぼこぼこに殲滅させられてしまいそうですね。

トレンドの判断に陣地という考え方を使う

そんな状況がFXチャートでも起こります。FXトレーダーとしての仕事はそのような状況をモニターの上から察知し、有利なチームに賭けることです。

このページでは、FXチャート上で買いの陣地と売りの陣地を見分ける方法を徹底的に分かりやすく解説します。

FXチャートで買いと売りの陣地を見極める方法

戦場のように、FXチャートでも陣地というものがあります。買いなのか売りなのかを見極めるために、今どっちの陣地にいるのか?を見極める方法を覚えましょう。

先ずは要点から。

  1. ブレークアウトが陣地を形成する
  2. ブレークアウトを引き起こしたスイング(波)の始まりが陣地の果てになる

この2点を覚えれば陣地を見極めることができ、トレンドを読めるようになります。

FXチャートにおける買いの陣地

ここに上昇しているチャートがあります。(AUDUSDの日足チャートです)

FXチャートにおける買いの陣地

上昇が止まり、押し目が出て停滞している部分があります。チャネルで下げたり、レンジになっている部分です。

止まった位置全てではなく、他よりも長く停滞したり、大きめに下げた位置が重要です。チャート上で目立ち、意識されそうな位置です。

そういったスイングハイ(一時的な高値)を起点とした水平線を引きます。そしてその位置を明確にブレークアウトしたら、新たな買いの陣地が形成されます。

買いの陣地の起点

そして、このブレークアウトを引き起こした上昇の波の始まりが買いの陣地の一番深い部分になります。

トレンドを形成する買い手の王とう買いの兵隊

その位置に買い手の王が君臨し、その前を買いの兵隊が防御するように配置されます。

買いの陣地を売り手が突破すると...

売り手が攻め込んできて、この買いの陣地を下に突破すれば、そこはもはや買いの陣地ではなくなり、今度は売りの陣地になります。

どこからが売りの陣地になるのかというと、基本的には買いの王がいたスイングローを突破する下落の起点の位置からです。

売りの王が出現

その位置を下に抜けてしまうと、その下落の波が始まった位置に売りの王が出現し、新たな売りの陣地を形成していきます。

FXチャートにおける売りの陣地

下降トレンドになっているチャートを使って売りの陣地も詳しく見ておきましょう。

これはUSDCHFの日足チャートです。最近下がっていますので、売りの陣地が形成されています。

FXのダウントレンドを判断する売りの陣地

先程の買いの陣地とは上下が逆の形になっているのが分かるでしょうか。

意識されていたスイングロー(安値)を明確に下に抜けたら、その下落が始まった起点の位置に売りの王が君臨しはじめ、その下を売りの兵隊が防御するように配置されています。

今、買い手が売りの陣地に向かって上がっていってます。待ち受けている売りの兵隊の攻撃を受けるのではないでしょうか。

もし売りの王がいる位置を上に突破してしまったら、今度は買いの陣地が形成されていくことになります。

陣地の考え方を使えばFXのトレンドの判断ができる

お好きなチャートを開き、買いの陣地と売りの陣地を意識して眺めてみてください。買いか売り、どちらの陣地になっていますか?

買いの陣地になっていますか?

それならそのチャートのトレンドは上昇トレンドとみてほぼ間違いないです。

あなたはもう、FXチャートにおけるトレンドの判断ができるようになっています。

この考え方は、ダウ理論などの考え方とほぼ同じなんですが、「陣地」に例えることでずっと分かりやすくなります。

次なる課題:陣地の強さ/位置/タイミングの判断ができれば勝てる

買いの陣地ならいつでも買ったらよいのでしょうか?

そうではありません。

陣地のクオリテイーにもいろいろあります。所属する兵隊や王が強い陣地もあれば、弱い陣地もあるわけです。

また、攻め込んでくる敵軍のクオリティーというのもあります。めちゃくちゃ強い敵が攻め込んできているかもしれません。

さらに、敵を叩くべきタイミングというのもあります。それらについてはまた別のお話しということで。

FXの陣地を動画でも解説

動画 其の1

動画 其の2

FXのトレンドを判断できる「陣地」まとめ

陣地の考え方でFXのトレンドを判断できる。

2つのポイント。

  • 陣地はブレークアウトで形成される
  • ブレークアウトの起点が陣地の果て(そこに王がいる)

以上でFXのトレンド判断に「陣地」という考え方を使う方法の解説を終わります。

FXデイトレードの完全マップ(この連載の目次ページ)

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この記事を書いた人

株のスイングトレードを中心に、FXや先物もトレードします。
基本は裁量トレーダーですが、高いバックテストの能力を持っており、システムトレードの良い部分はどんどん取り入れていってます。
複数の戦略ポートフォリオを運用し、市場平均を上回るリターンを市場平均よりも小さなドローダウンで実現するのが僕の仕事です。
AmazonKindleで2冊のベストセラー電子書籍を持つ「プロになるためのデイトレード入門」「日本一即戦力なFX講座」

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