こんにちは。今日も米国株の動きを初心者の方にも分かりやすくまとめてみました。ニュースを読むと難しく感じることも多いですが、要点を押さえれば投資の会話のネタとして十分使えます。
もくじ
米国株は反発、ナスダックは史上最高値
週明けの米国市場では、ダウ平均・S&P500・ナスダックの主要3指数が揃って上昇しました。とくにナスダックは史上最高値を更新しています。背景にあるのは「利下げへの期待感」です。
先週末に発表された8月の雇用統計(NFP:非農業部門雇用者数)が弱めの内容となり、市場では「連邦準備制度(FRB)が近く利下げに動くのでは」という見方が強まりました。長期金利が下がると、将来の成長を織り込んだハイテク株に追い風となります。
今週の注目はCPIとFOMC
今週は経済イベントが目白押しです。9月11日(木)21:30〔日本時間〕には8月のCPI(消費者物価指数)、そして9月18日(木)午前3:00〔日本時間〕にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の政策金利発表が予定されています。さらにその後3:30頃からはパウエル議長の会見があります。
CPIは7月の+0.2%から+0.3%へと伸びが加速すると予想されており、前年比では+2.9%程度になる見込みです。FRBの目標である+2%をまだ上回っているため、市場は「利下げはするけど慎重に進めるのでは」と警戒しています。
個別株の話題:通信とハイテク
ニュースで目を引いたのは、EchoStarが保有していた通信周波数をSpaceXに売却するという発表です。これにより既存の通信大手には新しい競争要因が加わり、一部の株価には重しとなりました。
一方、Amazon(AMZN)やNvidia(NVDA)などのハイテク株は堅調。Amazonは直近高値に迫る動きを見せており、チャート的にも「順張りのブレイクアウト型の典型的なエントリーチャンス」が訪れているように見えます。これは、株価が一定のもみ合いを上抜けるタイミングで現れるもので、投資家がよく注目するパターンです。
Micron(MU)も同じように順張り系手法でチャンスが来ています。
コモディティ:金と原油
金価格は1オンス=3,600ドル台に乗せており、過去最高圏で推移しています。背景には利回り低下と安全資産需要があります。
私自身はゴールドは長期のポジションは分割で利食いを進めていますが、1時間足や4時間足の自動売買システムでロングエントリーをしています。

原油(WTI)は62ドル台前半。OPEC+が10月から小幅増産を決めましたが、価格は底堅い動きです。
まとめ
米国株は利下げ期待を背景に上昇し、とくにハイテク株が強さを見せています。今週はCPIなどのインフレ指標が注目ポイント。そして来週はいよいよFOMC(米金融政策決定会合)が控えています。インフレ指標とFRBの対応が、秋以降のマーケットを左右する可能性が高いので、注目しておきたいところです。