今回は、米国株市場でちょっと気になる動きがあったので、まとめておきます。AI関連のニュースから、IPOや経済指標まで盛りだくさん。知り合いに話せる小ネタも最後に入れておくので、気楽に読んでくださいね。
株価指数は最高値を更新したけど…
水曜日の取引では、ナスダック総合指数とS&P500が揃って過去最高値を更新しました。数字だけ見ると強そうですが、終盤はちょっと失速。ナスダックは一時22,000を超えたのに、最後は21,886でほぼ横ばい。S&P500も上げ幅を削って+0.3%にとどまりました。
NY証券取引所の総合指数はしっかり上昇(+0.5%)しましたが、ラッセル2000はわずかに下落、ダウ平均は0.5%下げ。なんだか「全体としては元気だけど、ところどころ疲れてる」そんな感じの一日でした。
オラクルが36%も急騰!
この日の主役はなんといってもオラクル(ORCL)。AI需要のニュースを受けて、株価が36%も跳ね上がりました。背景には、大手AI企業と巨額の契約を結んだという話があって、市場全体が「AIすごいな…」と再確認した形です。
思えばオラクルって、2000年のドットコムバブル崩壊では84%も下落した苦い過去があります。それでも20年かけて復活して、今またAIの波に乗っているんだから、歴史の巡り合わせって面白いですよね。
半導体やソフトウェア株にも追い風
オラクルのニュースが波及して、半導体ETF(SMH)は+1%、ソフトウェアETF(IGV)も+1.6%。AI関連テーマが全体を盛り上げる流れはまだまだ続いているようです。
KlarnaのIPOも話題に
IPO市場ではスウェーデンのフィンテック企業Klarna(KLAR)が上場。BNPL(後払い決済)を手がける会社で、初値は公募価格40ドルを大きく上回る52ドル。その後は少し落ち着きましたが、IPOらしい派手なスタートでした。↓は5分足。
PPIの低下と金利の動き
経済指標では、8月のPPI(卸売物価指数)が予想外に下がりました。前月比で-0.1%、コアも-0.1%。これを受けて10年債利回りは4.03%まで低下(年初は4.57%)。
物価の落ち着きは株にとってプラス材料ですが、「景気が減速しているのでは?」という見方も出てきます。どちらに転ぶかは、翌日のCPI(消費者物価指数)次第ですね。
まとめ
まとめると、米国株市場は指数全体では一息ついたものの、オラクルの急騰とAIテーマの強さが鮮烈でした。さらにKlarnaのIPO、PPIの低下、金利の動きなど、いろんなニュースが交錯した一日でした。
今日のネタ
「オラクルの株が36%も上がったんだって。AIブーム、まるで2000年のITバブルを思い出すよね。ただ違うのは、今回はクラウドとデータセンターが舞台だってことかな。」なんて言うと、かっこいいかも。