FEDがまたサプライズをしました。無限QE(量的緩和)です。もうこれが最後のサプライズ的弾丸となるのではないでしょうか。しかし!米国株はそれでも下げている模様。これから発表されるコロナ後の経済指標や企業の決算報告が予想以上に悪いのではないか?というお話。
もくじ
FEDが無限QE(量的緩和)をしても下げる米国株 なぜ?
米国がまたサプライズで量的緩和を発表しました。今度は無限量的緩和(QE)です。
いざとなれば、必要なだけお金を刷ってばら撒きますよ!
国債を無限に買い続けて金利は安く保ちますよ!
安倍晋三首相のようにETFの買い支えもしますから安心してください!株は下げさせません!
だから安心してください!
といったところでしょうか。
こういった政策は本当に最後の手段として取っておかないといけないわけですが、それを今使ってきました。
ということは、何かとんでもなくやばいことが、米国で明るみになる(なった)ということではないでしょうか。
コロナウィルスの死者数
米国のコロナウィルスの死者数が3月22日に一気に増えている模様です。
まずこれが理由として大きいでしょう。多分今週はもっと増えていくことが予想されているのだと思います。
失業率が大きく増えることが予想されている(もしかすると予想を上回るのかも)
そして、おそらくもっとやばいのが、これから発表されるコロナ蔓延後に計測された経済指標の発表です。もしかすると、予想を上回る悪化なのかもしれません。
まず最初に出るのが、米国の失業保険新規受給申請者数(Unemployment claims)です。
失業保険の申請数が前回よりも3倍近くになることが予想されていますが、それよりももっと悪い数字になるかもしれません。
予想されている失業保険申請者数の750Kという数値は、調べてみると、1970年以降では過去最大の数字になるようです。
これよりもさらに大きな数字(悪い数字)になるとすると、市場のセンチメントは一気に冷え込んでしまい株価の更なる暴落につながるかもしれません。
それ以外にもコロナ発生後の経済指標が続々と発表されていくので、これからの1、2週間は経済指標の発表に目が離せません。
企業の決算報告 コロナの影響は実際どうなの?
企業の決算報告が続々と出てきます。
コロナの影響でどれぐらい決算の数字が悪くなっているのか投資家は注目しています。
株価は1月の高値から36%下落していて、かなりネガティブな雰囲気になっています。決算が悪いことは予想できていますが、想定内なのか?想定外に悪いのか?で今後の展開が全然変わってくると思います。
火曜のナイキの決算報告に注目が集まっています。コロナが小売り大手にどれぐらいの悪影響を与えているのか気になります。
無限QE(量的緩和)の直後の株価は下がった
先ほどニューヨーク株式市場が開いたのですが、米国株は下がっているようです。
もしこのまま株価の底が抜けたように暴落してしまうようなら、FEDはどうするでしょうか。FEDはもうこれ以上のサプライズの弾薬は残っていないと思います。
もうFEDが何をしても、下げるところまで下げるしかないのかもしれません。
投資家としては、バーゲン価格になった株をひたすら買い漁るだけです。