この12月、ビットコインの上昇を予想します。ビットコインは季節性アノマリー的に12月に上げやすい傾向があります。さらに、CME先物取引所のビットコイン先物で商業筋(大口)が買いポジを大きく増やし、逆に一般投資家が売りポジを増やしました。それが意味するのは、今年の12月もビットコインは上げる予想ができるということです。
ビットコインの12月の季節性アノマリー
ビットコインは長期的にものすごい上昇トレンドにあります。ですからほとんどの月で季節性アノマリーは上昇です。下げやすいのは8月と9月ぐらいで、あとはだいたい上昇しやすい傾向。12月も上昇しやすい月です。
過去11年間、12月1日にビットコインを買って12月31日に手仕舞いするのを毎年繰り返した場合のバックテスト結果は以下の通りです。
ボラティリティーがとてつもなく大きいビットコインですから、損益曲線も乱高下ですが、右肩上がりではあります。
年度別の損益はこうなります。
負け幅よりも勝ち幅が圧倒的に大きいのが分かります。(このバックテストでは損切りは無し)
勝率は63%
7勝4敗です。
1トレードあたりの平均利益率は+12.91%
年利換算だと驚愕の+338.7%
ものすごい利益率です。
この季節性アノマリーの傾向と他の理由を組み合わせて買いトレードを狙うのはとても賢い方法だと思います。
ビットコイン(BTCUSD)の季節性アノマリーの完全解説はこちらのページをどうぞ↓
ビットコイン(BTCUSD)の値動きの特徴 【時間帯と季節性のアノマリー】
ビットコインのCOT分析 商業筋が買いポジを増やし、一般投資家が売りポジを増やした ということは…
ビットコインのCOT分析が面白いことになっています。
まずはCOTチャートを見てみましょう。
(チャートはbarchart.com)
青が一般投資家のポジション、
赤が商業筋のポジション、
緑が投機筋のポジションです。
ちょっとわかりにくいのですが、赤の商業筋と緑の投機筋がロングポジションを増やしています。
逆に、青の一般投資家が売りポジションを増やしました。
商業筋と投機筋はいわゆる大口投資家です。その中でも僕は商業筋のポジションを重視するのですが、彼らは先週買いポジを40%ほど増やしました。彼らはもともと買い越しでしたが、さらに買いを増やした格好です。
一般投資家もこれまでずっと買い越しだったのですが、先週一気にショートポジションを増やして売り越しに転じました。一般投資家はビットコイン先物を売り越しているのです。
一般投資家が大量に売ってきたのを、大口投資家が吸収して買い支えた。もしくは一般投資家にビットコインを売らせて大口投資家が安く買いポジを作ったといっても良いかもしれません。
こういった状況ではとても上げやすくなります。季節性アノマリーも上昇なので、組み合わせて考えると、ビットコインは12月に上昇すると予想するのが妥当だと思います。
とはいえ、どんなに条件が整おうが、真逆の結果になることも多々あるので、テクニカル分析などを使ってリスクを限定したトレードする必要があるのは言うまでもありません。
何の策も無くただ買うということではなく、レジサポやプライスアクションのスキルを使って買いを狙うことをお勧めします。
ビットコインの12月の予想 季節性アノマリーとCOT分析 まとめ
季節性アノマリー的には、ビットコインは12月に上昇しやすい。(その確率は63%)
ビットコインのCOT分析では面白いことが分かった。
大口(特に商業筋)が買いポジを大きく増やした。逆に一般投資家は売りポジを大きく増やして売り越しになっている。
これは大口投資家がビットコインの買占めをしていることを意味するかもしれない。
上記の2点を考慮すると、ビットコインが12月に上昇することを予想できる。
レジサポやプライスアクションを使ってリスクを限定したビットコインの買いトレードを検討する価値があると思われる。