株のアノマリー一覧と年間カレンダー|日本株約870銘柄【毎日更新】

株のアノマリーとは、理屈だけでは説明しきれないのに、経験則としてよく語られる値動きのクセのことです。中でも、毎年同じ時期に繰り返される季節のアノマリーがよく知られています。

自分の売買の方針を立てるために、銘柄ごとの値動きのクセを毎月計り直しています。その結果をここに載せています。

このページで分かるのは、次の3つです。

  • 日本株全体が、例年どの月に上がりやすく、どの月に下がりやすいか(年間カレンダー)
  • 「年末は上がる」など、よく知られた相場の言い伝えの一覧と、それを数字で確かめた結果
  • 日本株約870銘柄の一つひとつが、いつ上がりやすく、いつ下がりやすいか(業種別の一覧から、銘柄ごとの解説へ)

東証の主な銘柄(2026年10月時点のTOPIX1000)を毎月すべて調べ、はっきりした季節の傾向が見つかった約870銘柄について、銘柄ごとに「いつ上がりやすく、いつ下がりやすいか」「過去にその向きに動いた確率」「理由の手がかり」まで解説しています。すべての解説は、無料のメルマガの専用サイトで読めます。

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株のアノマリーとは

季節のアノマリーでよく知られているのは、「年末にかけて上がりやすい(掉尾の一振)」「5月に売って、9月ごろまで市場を離れよ(セルインメイ)」などです。日本でよく語られているものの意味は、下の「よく知られた株のアノマリー一覧」にまとめています。

ただし、アノマリーはずっと続くとは限りません。たとえば米国株の有名な言い伝え「サンタクロースラリー」は、2010年以降はふだんの週とほとんど見分けがつかなくなっています。だからここでは、言い伝えをそのまま信じるのではなく、銘柄ごとに「今も効いているか」を毎月計り直しています。

メルマガの専用サイトの各銘柄のページには、過去17年の値動きを日付をそろえて重ね、1年のどの時期にどう動きがちだったかを1本の線にしたチャート(季節性アノマリーチャート)を載せています。いわば値動きのモンタージュ写真です。

株のアノマリー年間カレンダー(日本株全体・TOPIX)

日本株全体(TOPIX)の、月ごとの値動きの平均と、その月に上がった確率です(2009〜2025年の17年)。右の列は、その時期によく言われる相場の言い伝えです(数字で確かめた記事があるものはリンク)。言い伝えの多くは月をまたぐ期間の話なので、その月の数字だけでは当たり外れは決まりません。

月 値動きの平均:その月 上がった確率:その月(17年のうち) この時期によく言われる言い伝え
1月 +0.3% 65%(17年中11年) 1月効果、サンタクロースラリー
2月 +0.3% 53%(17年中9年) 節分天井
3月 +0.8% 59%(17年中10年) 彼岸底
4月 +1.2% 59%(17年中10年) ―
5月 +0.3% 65%(17年中11年) セルインメイ
6月 +0.8% 59%(17年中10年) ―
7月 +0.7% 65%(17年中11年) ―
8月 -0.8% 41%(17年中7年) 夏枯れ相場
9月 +0.6% 59%(17年中10年) ―
10月 +1.2% 65%(17年中11年) ハロウィン効果
11月 +2.4% 76%(17年中13年) ―
12月 +1.5% 71%(17年中12年) 掉尾の一振(とうびのいっしん)、サンタクロースラリー

「上がった確率」は、17年のうち何年その月に上がったかです。たとえば12月の「71%」は、17年中12年上がったという意味で、株価が71%上がるという意味ではありません。株価がどれだけ動いたかは「値動きの平均」のほうです。

17年で平均が大きかったのは11月(+2.4%)と12月(+1.5%)、一番小さかったのは8月(-0.8%)です。

掉尾の一振(年内最後のひと伸び)とは期間が違いますが、12月の月全体で見ても、日本株全体は強めでした。

なお、3月末と9月末の直前は、多くの銘柄で配当の権利落ちがあります。その日は、理屈の上では配当の分だけ株価が下がります(実際には、ほかの材料でも上下します)。これは理屈で説明できる値動きなので、アノマリーには入れていません。

よく知られた株のアノマリー一覧(相場の言い伝え)

日本の株式市場でよく語られる言い伝えです。数字で確かめた記事があるものは、その結果も1行で添えています。記事は順に増やします。

  • 1月効果:1月、とくに年の初めは株価が上がりやすいという言い伝えです。小さい会社の株で目立つと言われます。
  • 節分天井・彼岸底:2月の節分のころに高値をつけ、3月のお彼岸のころに安値をつけやすいという言い伝えです。
  • セルインメイ:「5月に売って、9月ごろまで市場を離れよ」という英国生まれの言い伝えです。夏のあいだは株価が上がりにくい、という意味です。
  • 夏枯れ相場:夏休みで市場に参加する人が減り、8月のお盆のころは売買が細って値動きが鈍りやすいという言い伝えです。
  • ハロウィン効果:10月末のハロウィンのころから翌年の4月ごろまでは株価が上がりやすいという言い伝えです。セルインメイの裏返しです。
  • 掉尾の一振(とうびのいっしん):年末の最後に株価がもうひと伸びしやすいという、日本の古い言い伝えです。 → 数字で確かめた結果:日経平均の年内最後の5営業日は、37年中24年上がった。2010年代に限ると10年中4年だけ
  • サンタクロースラリー:12月の最後の5営業日と年明けの2営業日に株価が上がりやすいという、米国生まれの言い伝えです。 → 数字で確かめた結果:米国株では、名前が付いてからの54回中39回上がった。2010年以降はふだんの週とほぼ同じ。日本株では、上げのほとんどが年明けではなく年末の側で出る

今、アノマリーの期間に入っている銘柄の数(10月25日・毎日更新)

今日の時点で、例年上がりやすい期間に入っている銘柄は103銘柄、下がりやすい期間に入っている銘柄は44銘柄です。どの銘柄が、どの期間に入っているかは、無料のメルマガの専用サイトの毎日の一覧で見られます。期間に入ったことは、それだけで取引を始める合図ではありません。

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日本株約870銘柄のアノマリー一覧(業種別)

どの銘柄も、無料のメルマガの専用サイトで解説しています(無料で登録すると読めます)。銘柄名を押すと、登録のご案内のページに移ります。

水産・農林業(4銘柄)
鉱業(4銘柄)
建設業(40銘柄)
食料品(38銘柄)
繊維製品(10銘柄)
パルプ・紙(5銘柄)
化学(72銘柄)
医薬品(22銘柄)
石油・石炭製品(3銘柄)
ゴム製品(5銘柄)
ガラス・土石製品(17銘柄)
鉄鋼(15銘柄)
非鉄金属(13銘柄)
金属製品(14銘柄)
機械(68銘柄)
電気機器(83銘柄)
輸送用機器(29銘柄)
精密機器(16銘柄)
その他製品(22銘柄)
電気・ガス業(15銘柄)
陸運業(30銘柄)
海運業(5銘柄)
空運業(2銘柄)
倉庫・運輸関連業(4銘柄)
情報・通信業(60銘柄)
卸売業(54銘柄)
小売業(84銘柄)
銀行業(37銘柄)
証券・商品先物取引業(12銘柄)
保険業(8銘柄)
その他金融業(13銘柄)
不動産業(19銘柄)
サービス業(45銘柄)

よくある質問

株のアノマリーとは?

株のアノマリーとは、理屈だけでは説明しきれないのに、経験則としてよく語られる値動きのクセのことです。中でも、毎年同じ時期に繰り返される季節のアノマリーがよく知られています。

有名な株のアノマリーには何がありますか?

1月効果、節分天井・彼岸底、セルインメイ、夏枯れ相場、ハロウィン効果、掉尾の一振、サンタクロースラリーなどです。意味は、このページの「よく知られた株のアノマリー一覧」にまとめています。

アノマリーはなぜ起きるのですか?

はっきり確かめられた理由はありません。よく挙げられるのは、決算や配当の時期、年末の節税の動き(損の出た株を年内に手放して税金を減らす動き)、休みで市場に参加する人が減ることなどです。サンタクロースラリーの記事では、年末の節税の動きの説を数字で確かめています。

アノマリーは当たりますか?

外れる年もあります。過去の傾向は、今年もそうなることを約束するものではありません。有名な言い伝えでも、効かなくなった時期があります。ここでは、偶然でも出る程度の差しかない期間は載せないようにしています。

このページは毎日更新されますか?

はい。「今、アノマリーの期間に入っている銘柄の数」は毎日入れ替わります。銘柄ごとの期間そのものは、月に1回計り直しています。

アノマリーの使い方と限界

季節の期間から分かるのは、「どの銘柄を、いつ見ておくか」までです。季節性で知られる米国の投資家向けの暦の本『ストック・トレーダーズ・アルマナック』では、季節の区切りの日付どおりには動かず、その前後で別の指標の合図が出たときに、株を持つか手放すかを切り替える方法をとっています。

季節性を主な武器にして、長く市場平均を上回り続けたファンドは、調べた範囲では見つかりませんでした。ここに載せているのは、過去の傾向とその理由の手がかりです。

期間は、過去のデータから機械で探しています。たくさん試せば、偶然だけで良く見える期間も混ざります。そこで各銘柄のページには、1年間持ち続けた場合や、1年の別の時期に同じ日数だけ持った場合と比べて、はっきり差があった期間だけを載せています。

どれも過去の値動きの集計で、将来の値動きを示すものではありません。特定の銘柄や時期での売買を勧めるものでもありません。

銘柄ごとの「上がりやすい時期・下がりやすい時期」

各銘柄のページでは、上がりやすい時期・下がりやすい時期のほか、過去にその向きに動いた確率、17年を重ねたチャート、理由の手がかりまで読めます。無料のメルマガに登録すると、約870銘柄すべてを見られます。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事で扱ったような内容は、ブログでは一部しか公開していません。

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この記事を書いた人

圧倒的な熱量で世界の相場を毎日14時間以上監視している専業トレーダーです。トレード、バックテスト、調査で得た学びを初心者の方にもわかりやすく発信しています。