大口約定が密集して出たエリアだけでエントリーを狙う半自動売買EAのリアルトレード(第一段階)を行いました。ほぼ、ほったらかしで継続的に1週間デイトレードをさせた結果、勝率は63%でプロフィットファクターは2.96、30万円の口座で56000円ほどの利益を出し、「ほぼ聖杯」という境地にもう一歩の結果でした
もくじ
今回行った改良:大口約定密集エリアのフィルターが使えるようになった
プライスアクションEAとは、エントリーを狙いたい価格帯を手動で指定し、そこでプライスアクションの売買シグナルが発生したらエントリーしてくれるツールです。そのプライスアクションEAがさらに進化しました。
プライスアクションEAとは(もっと詳しく)
プライスアクションEAは、どの辺りでエントリーを狙うべきか?を裁量で決める必要があったので、ある程度の専門スキルが必要でした。
今回の改良は、その辺りのところをできるだけ自動化し、高精度なレジサポエリア(つまりエントリーしたいエリア)を自動的に検出させるように改良しました。
大口約定がたくさん出たエリアをインジケーターに自動検出させ、そのエリア付近で発生したプライスアクションの売買シグナルだけを拾ってEAに売買させるようにしたのです。
この方法は、僕が完全裁量でFXトレードを行う場合の方法とほとんど同じです。
この機能の実装により、上級者の完全裁量FXデイトレードに近いトレードを半自動売買で実践できるようになりました。
いざ出陣!リアルマネーでの実弾テスト
先週までに基本的な動作チェックは終了し、想定通りの動作をしていることを確認できたので、いよいよリアルトレードでの実弾運用の第一段階のスタートです。
いつものように新開発のEAということでリスク金額をできるだけ小さく設定して行いました。新EAを作るたびに毎回面倒ではあるのですが、資金管理のルールにはしっかり従います。
リスク金額の設定は1万円で、3分割でエントリーするように設定しました。1回の売買シグナル発生で3333円のリスクを取ってエントリーします。それぞれのポジションはさらに2分割され、半分は早期に利食いする設定です。←こんな感じのかなり小さなリスク金額です。
リアルマネーテストの実弾テストの結果
いきなり素晴らしい結果が出ました。
週の初めにEAを稼働し、1週間ほぼほったらかしで、24回のトレードを行いました。
対象通貨ペアは主要なクロス円、ドルストレート、一部のユーロクロスとポンドクロスです。
勝率は63%。
プロフィットファクターは2.96と、デイトレードにしてはかなり良い数値です。
SQN100という売買システムの評価に使われる指標を見ても、4.98ということで凄い数値です。
SQN100の数値の見方ですが、
2以上で良いトレードシステム
3~5は素晴らしいシステム
5以上は聖杯に近いシステムとなります。
今回の4.98は「聖杯に近い」という境地にもう一歩というところです。
とはいえ、まだまだトレード回数は少ないのでこれを鵜呑みにはしていません。
1回1回のトレード結果の分布も見ておきましょう。
損小利大がしっかりできているのが分かります。
赤で囲った部分は連敗が続いた部分です。連敗している状況でも損を小さくおさえているので、買っている時に得た利益をあまり吐き出すことなく乗り越えています。
そして勝つときは比較的大きな利食いを狙うことで損益曲線を右肩上がりにしています。
エントリーはどんな位置だった?
EAでエントリーした瞬間のキャプチャー画像も一部掲載しておきます。
MT4の自動キャプチャ機能を使ってエントリーの瞬間に自動的にキャプチャさせた画像なのでちょっと見にくいですが、良い位置でエントリーしています。
青の塗りつぶしになっているのが大口約定の密集エリアです。
リアルトレードの一部始終を動画で解説
これから
ということで、新開発のEAはリアルトレード運用の第1段階はクリアということで来週以降は徐々にリスク金額を上げていきたいと思います。
トレード回数はまだまだ少ないのでちょと早すぎるの感じはしますが、同じような方法による完全裁量トレードで何年も稼ぎ続けていますし、このEAの動作チェックテストの段階でも良い結果が出ていたので、少しずつリスク金額を上げていっても良いと判断しました。
まとめ
新しい大口約定密集エリアフィルターを組み込んだプライスアクションEAのリアルマネー運用第一段階は、勝率63%、プロフィットファクター2.96、SQN100の数値も4.98ということで、「ほぼ聖杯」にもう一歩という素晴らしい結果が出ました。
この調子で今後とも、この新EAを使った半自動売買運用をさらに洗練させていきます。
以上、新しい大口約定密集エリアフィルターを使ったプライスアクションEAのリアルトレードの結果報告を終わります。