MT4で注文が押せないのはなぜ?と思ったことはありませんか?その多くはストップレベルが関係しています。このページでは、MT4のストップレベルについて解説します。
MT4のストップレベルとは
ストップレベルとは、今の価格からどれぐらい離れた位置に注文を入ることができるか?の数値になります。
例を挙げて解説します。
説明のために、EURUSDを成行で買います。
そのポジションにストップロスオーダーや決済指値を、今の値段から近い価格に入れようとしてみます。
今の値段から近い位置ということで、決済逆指値を設定する欄に今の値段から30ポイント、つまり3ピップス離れた位置を入力してみました。
すると発注ボタンがグレーアウトして押せなくなります。
40ポイントでもダメです。
これは決済指値でも同じです。
これは、ストップレベルよりも近い位置にストップロス注文や決済指値注文を出そうとしているからです。
ストップレベルは業者によっても違いますし、通貨ペアによっても異なります。
通貨ペアごとのストップレベルの調べ方
ストップレベルの調べ方は簡単です。気配値表示ウィンドウで調べたい通貨ペアを右クリックします。 そして仕様を選択します。
ストップレベルは「ストップレベル」欄に書かれています。
画像のように、XMのEURUSDのストップレベルは40ポイント、つまり4pipsです。(1ピップス=10ポイント)
これが意味するのは、ストップレベルの数値(ここでは4pips)よりも近い位置に注文を出すことはできないということです。
先ほどは、ストップレベルが40ポイントのEURUSDで30ポイントの位置に注文を出そうとしていたので発注ボタンがグレーアウトして押せなかったのです。
ストップレベルの値幅は通貨ペアによって違うのですが、基本的にはボラティリティーが大きい通貨ペアではより大きくなります。
例えばGBPAUD(ポンドオージー)だともっと大きな数値になっているはずです。
160ポイントですね。ポンドオージーは、今の価格(基準となる価格)から16pips以上離れた価格でないと発注できないということです。
MT4で発注のボタンを押せないといった場合は、ストップレベルよりも近い位置に発注しようとしている場合がほとんどなので、そういった場合は一度ストップレベルを調べ、それ以上離れた位置に注文出すように修正しましょう。
以上、MT4のストップレベルについて解説しました。