FXトレーダーがよく間違えがちな、ピップス(pips)とポイント(point)について分かりやすく解説します。ピップスとポイントはFXの値幅を表現するときに使う言葉です。違いを分かっていないと大きな間違いを犯してしまう恐れがあります。必ずこのページを最後まで読んで確実に理解しましょう。
もくじ
4digitと5digit のFX業者
FX業者には4digitの業者と、5digitの業者があります。
4digit業者は、クロス円とクロスインドルピー以外の通貨ペアのレートが小数点以下4桁で表示されます。
5digit業者は、クロス円とクロスインドルピー以外の通貨ペアのレートが小数点以下5桁で表示されます。
今は、ほとんどのFX業者が5disit業者になっています。
4 digit業者
4 digit業者では、為替レートの小数点以下が4桁で表示されます。
4digit業者における値動きの最小単位は0.0001となります。
FXの世界では、値動きの最小単位のことを、1ポイントといいます。ですから、4桁表示の業者においては、1ポイントは0.0001です。
次に値動きの表現の仕方としてピップス(Pips)という別の言い方があります。1pipsというのは常に0.0001です。
4digit業者においては、1ポイント=0.0001で、1ピップスも0.0001なので、両者が一致しています。
5 digit業者
現在は、ほとんどのFX業者が5 digit業者になっています。
5digit業者では、レートの小数点以下は5桁で表示されます。
値動きの最小単位は0.00001です。(小数点以下が5桁)
1ポイントの意味は、「値動きの最小単位」なので、5digit業者の1ポイントは0.00001です。
ピップスについては、業者のタイプに関わらず、常に0.0001のことを1ピップスといいます。
0.00001を1ピペッツといいます。
10ピペットで1ピップスになります。
5digit業者では、10ポイントで 1ピップスとなります。
10ポイント × 10 = 1ピップス 覚えておきましょう。
少しややこしいので、4digit業者と5digit業者の違いを表にまとめました。
重要な点は、
- ポイントとは、その業者の最小の値動きの単位
- ピップスは4digit業者でも5digit業者でも常に0.0001
- 5digit業者においては、10ポイント = 1ピップス(pips)である
クロス円の通貨ペアの小数点以下の桁数
もう1点、重要な点があります。
クロス円とクロスインドルピーの場合は表示の桁数が変わります。
表にまとめました。
クロス円の場合、1ピップスの値幅は常に0.01となります。(4digitでも5digitでも同じ)
クロス円通貨ペアの1ポイントの値幅は、以下の通りです。
4digit業者の1ポイントは0.01となります。
5digit業者の1ポイントは0.001となります。
ということで、5digit業者においては、クロス円の通貨ペアの場合でも 10ポイント = 1ピップス ということには変わりはありません。
以上のことを理解しておきましょう。
以上で、FXにおけるピップスとポイントの解説を終わります。