FXのレバレッジについて解説します。レバレッジは危険というネガティブなイメージをお持ちかもしれません。しかしボラティリティーの小さいFX市場ではレバレッジを使わないとまともに稼ぐことはできません。どれぐらいのレバレッジまでなら大丈夫なのか、シミュレーションして正しく理解しましょう。
レバレッジとは、FX市場で十分大きな金額の取引ができるように、FX業者がトレーダーに資金を融通してくれる仕組みのことです。
デイトレードなどの短期足を使ったトレードよく使われる数量、1ロットのUSDJPYを買う場合、レートが108.64円だと、10,864,000円の資金が必要となります。これは大きな金額です。
0.1ロットを買うとしても、1,086,400円が必要です。
そして、0.01ロットだとしても、必要なお金は108,640円となり、これも人によっては大きなお金になると思います。
これだけの資金を用意できなかったり、まだFXの初心者なので、それだけの資金をFX口座に入金したくない場合はどうすればよいでしょうか?
そんな場合のために、レバレッジがあります。
レバレッジというと、「リスクが大きくなり危険」といったネガティブなイメージがあると思います。
しかしFXのトレードでは、はっきり言って必ず必要なものであって、正しく使えば恐れる必要はありません。
レバレッジの例
例を挙げて解説します。
FX口座に50,000円入金しました。口座残高は50000円となっている状態です。
USDJPYを0.1ロット買うことにします。
0.1ロットを買うには1,086,400円が必要なので、明らかに資金が不足しています。
しかしそのFX業者はレバレッジが100倍の業者です。
ですので、取引に必要な資金の1%のみが必要で、残りの99%はFX業者が貸してくれます。
この場合は、FX業者が取引金額の99%、1075536円を貸してくれます。そして、自分で出すお金は取引金額の1%、10864円のみです。
これで、たった50000円しか入金ていないFX口座で、1086400円のポジションを建てることができました。
これがFXのレバレッジです。
ではなぜFX業者はこんなことをしてくれるのでしょうか?
証拠金の記事を読んでいただければ分かります。