このセクションでは、チャートパターンについて解説します。
チャートパターンはいろいろあるのですが、ここでは反転パターンについて解説します。
何のために反転パターンを解説するかというと、この手法では、反転パターンができたことをエントリーを考慮する際の条件の一つとするからです。
チャートパターンとは何かというと、チャート上に現れる値動きのパターンの事です。
たとえば、スイングハイとスイングローを切り上げていくパターン。これは上昇トレンドのパターンということができます。
逆に、スイングハイとスイングローを切り下げていくパターンは、ダウントレンドのチャートパターンと言えます。
トレンド方向にエントリーする手法でトレードしているなら、トレンドのチャートパターンをトレードしているということができます。
チャートパターンには、トレンドのパターンだけではなく、このセクションのテーマである「反転パターン」というのもあります。
反転パターンとは、値動きが上昇トレンドから下降トレンドに、または下降トレンドから上昇トレンドに反転するときに出やすいチャートパターンです。
プライスアクション手法においては多くの場合、大きなトレンド方向にエントリーします。しかしエントリーの瞬間はトレンドに逆らう小さな値動きが反転するのを待ってエントリーするのがおすすめです。
大きなトレンドに沿ったエントリーなのだけれど、エントリーの瞬間は小さなトレンドに逆張りでエントリーするのです。
詳しく説明します。
このように大きなトレンドが上方向なら、エントリーは買いを狙います。
しかし、上昇トレンドの中でも一時的/小規模な下降トレンドの値動きが出ます。
この一時的な下降トレンドが大きな上昇トレンドのトレンドチャネルラインなどに当たって跳ね返りそうなところで反転パターンが出現するのを待ってエントリーを狙います。
トレンドチャネルに当たる辺りで反転パターンが出現するのをエントリーの条件の一つとすることで、トレードの成功率を劇的に上げることができます。
そのために反転パターンをマスターしようというわけです。
もくじ
今回使う反転パターンの種類
この手法で使う反転パターンは大きく分けると4つです。(細かく分けると6つ)
売りの反転パターン
上昇トレンドから下降トレンドへの反転パターンは以下の通りです。
- ヘッドアンドショルダー
- トリプルトップとダブルトップ
(トリプルトップとダブルトップは似たパターンなのでひとまとめにしてます)
買いの反転パターン
下降トレンドから上昇トレンドへの反転パターンは以下の通りです。
- 逆ヘッドアンドショルダー
- トリプルボトムとダブルボトム
(トリプルボトムとダブルボトムは似たパターンなのでひとまとめにしてます)
基本的には、この4つ(6つ)の反転パターンを使っていきます。
それぞれのチャートパターンの詳細はまた別のページで解説いたします。
チャートパターンで間違えやすいこと
チャートパターンの使い方で、ほとんどの人がやってしまう、間違えやすいことがあります。
それは、
「チャートパターンが出た」というだけでエントリーしてしまうことです。
しかし、残念ながら反転パターンなどのチャートパターン単体でエントリーしても、それほどの優位性は期待できません。
上位足のレジサポ&トレンド分析 → チャートパターンの分析 → 下位足の売買シグナル
という一連の流れの中で、上手にチャートパターンを使ってこそ意味があります。
でも安心してください。その方法を詳しく解説していきます。